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エル・イエロ島(El Hierro)はカナリア諸の南西部に浮かぶ、諸島最小の島です。別名「子午線の島」と呼ばれるエル・イエロ島は、アフリカ沖の大西洋上に位置しています。
あらゆる場所から遠く離れ、高い崖に囲まれたエル・イエロ島は、1492年にクリストファー・コロンブスが寄港するまで「世界の果ての島」と呼ばれていました。
エル・イエロ島へ向かう船旅は一見の価値があります。フェリーはテネリフェ島のロス・クリスティアノス港からエル・イエロ島のバルベルデへ運航されています。二つの空港があり、スペイン本土やカナリア諸島の他の島々とアクセスが良いテネリフェ島なら、エル・イエロ島へ簡単に向かうことができます。
この人里離れた島には、ユニークな魅力があります。他のカナリア諸島の島々と同様、火山性のエル・イエロ島は山がちな地形で、岩の連なる崖にはいつも大西洋の波が激しくぶつかっています。また、1793年に記録された一ヶ月の噴火以降は、森林や松の木が島全体に復活したものの、南部には火山活動のなごりを残す不思議な形の岩が存在します。
また2000年には、エル・イエロ島の60%の土地が、自然と文化の多様性を保護するためのユネスコ生物圏保護区に指定されました。
様々な海洋生物が棲息するエル・イエロ島の海は、ダイビングに最適です。またその証拠として、この海では毎年ヨーロッパ最大規模の水中写真コンテストが開催されています。
エル・イエロ島はレストランや宿泊施設も充実しています。この島なら、伝統的な食事や温かいもてなしを楽しみながら、きっと素敵な体験ができるでしょう。