ティロス島⇒フォルニ線はドデカネス諸島とエーゲ海諸島を結ぶフェリーのルートです。現在、このルートを運航しているのはHellenic Seawaysのみです。
こちらは週1便まで、約7時間30分の所要時間で運航されています。
ティロス島⇒フォルニ線の所要時間や便数は時期により変更になる可能性があります。念のため、最新の情報を検索機能を利用してご確認ください。
ティロス島(Tilos)は、エーゲ海に浮かぶドデカネス諸島の島で、コス島とロドス島の中間に位置しています。山々や平原が特徴のこの島では、400種類以上の花やハーブを見つけることができます。また、サヨナキドリ、ゴシキヒワ、ボネリークマタカ、ワシ、サギ、ハチクイなどの珍しい鳥類が生息しており、島全体が国際条約で保護される動植物園として知られています。
島の中心地は港町リヴァディアで、城塞跡、石造りの廃墟、ビザンチン様式の教会などの史跡を見学できます。また、リヴァディアは最大の町であるものの、島の行政上の中心は2km先の町メガロ・ホリオにあります。15世紀に造られたアイオス・パンテレイモン修道院は、個性的な外観が目を引く人気の観光スポットです。また、同じく15世紀に聖ヨハネ騎士団が拠点を置いた城跡も一見の価値があります。
ティロス島の港からは、本土のピレウスや、ロドス島をはじめとしたドデカネス諸島の島々を訪れることができます。
フォルニ(Fournoi)はエーゲ海北部のイカリア島、サモス島、パトモス島の間に浮かぶギリシャ領の小さな島々の総称です。フォルニの長い歴史は、島中に点在するイオニア文明、古典時代、ヘレニズム時代などの遺物に垣間見ることができます。中でもAi Giorgisの丘(アクロポリス)にあるサイクロプ式の壁、カマリ(Kamari)にある神殿の遺跡、Agia Triadaのポセイドン神殿などが見どころです。フォルニは隠れたビーチや小さな入り江が多くあるため、中世には海賊の温床となっていました。そのため、かつて島は海賊という単語に由来するコルソイの名称で呼ばれていました。
フォルニの中心地であるカンポスには食堂、ケーキ・洋菓子の専門店、伝統工芸品を扱うお店、ベーカリーなど様々な店舗が存在します。