テッサロニキ⇒シロス島線はギリシャとキクラデス諸島を結ぶフェリーのルートです。現在、このルートを運航しているのはHellenic Seawaysのみです。
こちらは週1便まで、約23時間5分の所要時間で運航されています。
テッサロニキ⇒シロス島線の所要時間や便数は時期により変更になる可能性があります。念のため、最新の情報を検索機能を利用してご確認ください。
この料金は、お客様がお支払いされた平均の片道料金を表しています。テッサロニキ⇒シロス島線では車と乗船者 2名が一番多く予約されています。
テッサロニキ(Thessaloniki)はギリシャ・中央マケドニア地方の都市で、アテネに次ぐ2番目の大きさ都市として知られています。この町はテルマイコス湾の北端に面し、南東部はホルティアティス山と近く位置しています。紀元前315年にマケドニア王カサンドロスが築いたこの町は、古代の東ローマ帝国では、同国第二の裕福な都市へ成長しました。また、市内は「テッサロニキの初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群」を含む東ローマ帝国の史跡が多く残されているため、ユネスコ世界遺産に登録されています。加えて、古代ローマ、オスマン帝国、セファルディムの様々な遺跡もあちこちに点在しています。ギリシャの文化都市と称されるテッサロニキには多数の劇場や芸術関連の施設が存在します。1961年に設立された北部ギリシャ国立劇場が運営するメインシアターには、マケドニア研究学会劇場、ロイヤルシアター、モニ・ラザリストン、円形の野外劇場で町を見渡せる地球劇場や森林劇場などが含まれています。
テッサロニキの港からは、フェリーでバシー、リムノス島、ミティリーニ、ヒオス島を訪れることができます。また、この港には待合室、カフェ、案内デスク、公衆電話が設けられています。
シロス島(Syros)はギリシャ領キクラデス諸島の島です。この島は典型的なキクラデス様式ではなく、中世を想わせる建築物が多く存在するユニークなリゾート地です。島の中心地であるエルムポリでは、ベネチア様式の歴史ある美しい邸宅を見学することができます。町のヴァポリア地区は美しい教会や、広場にある市庁舎やアポロ劇場をはじめとした新古典主義の建築物も見逃せません。また、青く澄んだ海や美しいビーチはシロス島を代表する魅力の一つです。
シロス島は紀元前3000年頃から続く長い歴史を誇ります。この時期から島のハランドリアニやカストリ周辺には居住者が存在した形跡が見つかっています。島ではなんらかの鍛冶場が存在したことを示す遺物が見つかっており、おそらくアナトリア半島と貿易があったと考えられています。また、紀元前6世紀にはサモス島の人々がこの島へ大量に移住しました。ペレキュデースはこの時期にシロス島に生まれた哲学者で、後にサモス島へ渡り、ピタゴラスの教師となりました。