タンジェ地中海⇒チヴィタヴェッキア線

タンジェ地中海⇒チヴィタヴェッキア線はモロッコとローマを結ぶフェリーのルートです。現在、このルートを運航しているのはGrandi Navi Velociのみです。

こちらは週1便まで、約57時間46分の所要時間で運航されています。

タンジェ地中海⇒チヴィタヴェッキア線の所要時間や便数は時期により変更になる可能性があります。念のため、最新の情報を検索機能を利用してご確認ください。

タンジェ地中海⇒チヴィタヴェッキアのフェリー会社

タンジェ地中海とは

タンジェ地中海(Tangier-Med)は、モロッコの都市タンジェの東からおよそ40kmの地点に位置する貨物港です。2007年に開港したタンジェ地中海港は、地中海およびアフリカ最大規模を誇り、2009年には高まる需要に答え、拡大工事が開始されました。この港は貨物だけでなく、旅客輸送にも対応しています。かつてヨーロッパ発のフェリーはタンジェ港へ停泊していたものの、現在はこの港の新しい旅客ターミナルを利用しています。このターミナルには、カフェ、小さな売店、ATM、外貨両替所などが設けられています。

タンジェの歴史は、紀元前5世紀からこの土地を支配した様々な文明や文化に彩られています。ベルベル人の集落からフェニキアの貿易中心地、そして1950年代の独立の時代を経たタンジェは、様々な変化を経験してきました。1923年、タンジェは植民地の統治国により重要性が認められ、多くの外交官、スパイ、作家、実業家がヨーロッパやアメリアから訪れる国際都市として栄えました。

チヴィタヴェッキアとは

チヴィタヴェッキア(Civitavecchia)はイタリア共和国ラツィオ州にあるティレニア海に面した都市で、首都ローマの北西およそ80kmの場所に位置しています。クルーズ客船やフェリーの港があるこの町には、約6万人が暮らしています。この町にある港は、2世紀の初めにトラヤヌス帝によって整備されたことに起源を発しており、その後、町は様々な教皇や伯爵により統治されました。

チヴィタヴェッキアには、中世の面影を残す数々の建物が存在します。ミケランジェロ要塞は、ローマ教皇ユリウス2世の命により16世紀に造られたもので、背後には17世紀の城壁を備えています。城壁の上部にある通路からは、青い海と船の停まる港の美しい景色を眺めることができます。

チヴィタヴェッキアはサルデーニャ島、シチリア島、バルセロナなど、国内外を問わず様々な目的地とフェリーで結ばれています。