ポルトフェライオ⇒カヴォ線はエルバ島とエルバ島を結ぶフェリーのルートです。現在、このルートを運航しているのはToremarのみです。
こちらは週28便まで、約15分の所要時間で運航されています。
ポルトフェライオ⇒カヴォ線の所要時間や便数は時期により変更になる可能性があります。念のため、最新の情報を検索機能を利用してご確認ください。
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ポルトフェライオ(Portoferraio)は、イタリア共和国リヴォルノ県に属するエルバ島の港町です。町の名称はこの地域に存在した製鉄所から、「鉄の港」を意味しています。これらの製鉄所は19世紀に町の経済を成長させた重要な要素で、町の港は同時期に本土へ鉱石の輸出するための主要港に発展しました。また1814年、ナポレオンが最初の退位後にエルバ島へ追放された結果、ポルトフェライオと島全体が繁栄の時代を迎えることになりました。
珍しい形をしたポルトフェライオの港は、かつて侵入を試みる海賊から町を守る役割を果たしていました。この町で最も人気がある観光名所は、町を保護する目的で造られた歴史ある稜堡と城壁です。また、近くには古代ローマのヴィラがあるレ・グロッテ村が位置しています。もともと草木に覆われていたこの遺跡は、1960年の発掘作業により、レンガ造りの壁、海を見渡す大きなテラス、水循環システムのあるプールなどが再び姿を現しました。
ポルトフェライオの港からはピオンビーノ、バスティア、カヴォに向かうフェリーへ乗船できます。
カヴォ(Cavo)はイタリア領エルバ島の港町です。トスカーナ群島最大のエルバ島は、シチリア島やサルデーニャ島に次ぐ国内第三の大きさを誇る島です。この島はジリオ島、ジャンヌートリ島、モンテ・クリスト島と共に、ヨーロッパ最大の海洋公園「トスカーナ群島国立公園」を構成しています。エルバ島は、1814年にフランスの英雄ナポレオンが追放された地として有名ですが、島にはそれ以上に長い歴史が存在します。エルバ島には古代よりリグーリア出身のイルヴァティ族が定住していました。その後はエトルリア人が移住し、さらに後にはこの地の豊富な鉄鉱石と泥湯を好んだ古代ローマ人により統治されました。数々の見どころがあるエルバ島ですが、博物館、沿岸部の要塞、見事なヴォルテライオ城、19世紀初頭に造られたナポレオンの美しい邸宅などは、歴史を満喫できるおすすめの観光スポットです。