パトモス島⇒シロス島線はドデカネス諸島とキクラデス諸島を結ぶフェリーのルートです。現在、このルートを運航しているのはBlue Star Ferriesのみです。
こちらは週3便まで、約3時間55分の所要時間で運航されています。
パトモス島⇒シロス島線の所要時間や便数は時期により変更になる可能性があります。念のため、最新の情報を検索機能を利用してご確認ください。
パトモス島(Patmos)はエーゲ海に浮かぶギリシャ領ドデカネス諸島の島です。諸島の最北端の島の一つで、トルコのすぐ西沖に位置しています。パトモス島の中心地はホーラで、主要港はスカラにあります。この島は「黙示録の島」として知られ、世界中から観光客が訪れています。また、美しい自然や伝統的で可愛らしい白塗りの家、綺麗な海、美味しい料理、活発なナイトライフなど、島は様々な魅力でいっぱいです。
「黙示録の洞窟」は、聖ヨハネがイエスの啓示を受け黙示録を書いたとされる、島を代表する観光名所です。洞窟内では、聖ヨハネが彫刻した十字架や、啓示が下りた瞬間に付いた三位一体を示す岩の裂け目などを見学できます。
パトモス島は、フェリーで本土のピレウスや、ドデカネス諸島の他の島々と結ばれています。ピレウス発のフェリーは約7時間で、近隣の島々からは1~1.5時間でパトモス島へ到着します。
シロス島(Syros)はギリシャ領キクラデス諸島の島です。この島は典型的なキクラデス様式ではなく、中世を想わせる建築物が多く存在するユニークなリゾート地です。島の中心地であるエルムポリでは、ベネチア様式の歴史ある美しい邸宅を見学することができます。町のヴァポリア地区は美しい教会や、広場にある市庁舎やアポロ劇場をはじめとした新古典主義の建築物も見逃せません。また、青く澄んだ海や美しいビーチはシロス島を代表する魅力の一つです。
シロス島は紀元前3000年頃から続く長い歴史を誇ります。この時期から島のハランドリアニやカストリ周辺には居住者が存在した形跡が見つかっています。島ではなんらかの鍛冶場が存在したことを示す遺物が見つかっており、おそらくアナトリア半島と貿易があったと考えられています。また、紀元前6世紀にはサモス島の人々がこの島へ大量に移住しました。ペレキュデースはこの時期にシロス島に生まれた哲学者で、後にサモス島へ渡り、ピタゴラスの教師となりました。