マレッティモ島⇒トラーパニ線は、現在2社の船会社が運航しているエーガディ諸島とシチリア島を結ぶフェリーです。Liberty Lines Fast Ferriesのフェリーは最多で1日7便、約1時間10分の所要時間で運航されています。一方Siremarは最多で週9便、最短ルートでは2時間10分でフェリーを運航しています。
マレッティモ島⇒トラーパニ線は、合計で週58便がエーガディ諸島とシチリア島の間を行き来しています。ダイレクトフェリーズなら、ご希望の出発日・時刻に一番近いお得なフェリーを見つけることができます。
この料金は、お客様がお支払いされた平均の片道料金を表しています。マレッティモ島⇒トラーパニ線では車と乗船者1名が一番多く予約されています。
マレッティモ島(Marettimo)は、地中海に浮かぶエーガディ諸島の島で、シチリア島の西沖に位置しています。エーガディ諸島で二番目に大きなこの島には、約300人の人々が暮らしていますが、夏の観光シーズンには人口が二倍以上の700人に膨れ上がります。島の主な収入源は、観光産業、漁業、伝統工芸などです。マレッティモ島は古代ローマの監視所であったため、カーサ・ロマナ(Casa Romana)の遺跡が存在します。こちらは、イタリアと北アフリカや、イタリアとスペインの間の海を通る船舶を監視できた場所に位置しています。また、カーサ・ロマーナの隣には、一見の価値があるビザンチン・ノルマン建築の教会があります。島に点在する青い洞窟と共に、この場所も一緒に観光してみましょう。この島では様々な場所で泳ぐことができますが、特に西沖の透明で美しい海水は格別です(ボートでのみアクセス可)。
マレッティモ島へは、ファヴィニャーナ島から水中翼船で約40分、トラパーニから約1時間で到着します。
トラーパニ(Trapani)は、イタリア領シチリア島西部の「2つの海の街」と呼ばれる都市です。海に向かい突き出た細長い場所に位置するこの港町には、2つの先端部分をリニーの塔とラザレット(病院跡地)が占めています。かつてドレーパノン(Drépanon)と呼ばれたこの町は、当初は近隣の都市エリュクス(現在のエーリチェ)の港として築かれ、後にフェニキア人の貿易港となりました。その後はローマ帝国の属州となり、さらに後世には町に最も影響を与えた3世紀のアラブ朝が到来します。トラーパニ周辺には山頂の中世都市エーリチェ、名産のワインで有名なマルサーラ、古代ギリシャの遺跡セリヌンテをはじめとした様々な観光地が存在します。また、対岸に位置する3つの島は1~2泊の旅行に最適なエーガディ諸島です。このうち、2つの島がトラーパニからおよそ30分で訪れることができます。