リプシ島⇒フォルニ線は、現在2社の船会社が運航しているドデカネス諸島とエーゲ海諸島を結ぶフェリーです。Dodekanisos Seawaysのフェリーは最多で週1便、約1時間50分の所要時間で運航されています。一方Hellenic Seawaysは最多で週1便、最短ルートでは2時間でフェリーを運航しています。
リプシ島⇒フォルニ線は、合計で週2便がドデカネス諸島とエーゲ海諸島の間を行き来しています。ダイレクトフェリーズなら、ご希望の出発日・時刻に一番近いお得なフェリーを見つけることができます。
リプシ島(Lipsi)は、ギリシャ領ドデカネス諸島の島で、パトモス島の東、サモス島の南、レロス島の北に位置しています。この島には、クレタ人のイリアスが1669年に築いた集落がありますが、島の歴史は先史時代にまで遡ることができます。1948年にギリシャ領となったこの島は、大きさが約16km²で、35kmの海岸線があり、約700人の人口を抱えています。
リプシ島には、広場に位置する博物館や美しい聖イオアニス・セオロゴス教会など様々な見どころがあります。この教会内部には、500年以上の歴史をもつ黒い聖母の肖像が存在します。また、島の民族博物館では、教会の遺物や考古学的価値のある所蔵品を見学できます。また、中心地リプシの1.5km先に位置する修道院には、ギリシャで唯一の珍しい肖像があります。パナギア・ハロス教会には、赤子のキリストの代わりに、磔にされたキリストを腕に抱く聖母マリアの珍しい肖像が飾られています。教会と肖像はどちらも1600年頃のものだと言われています。
リプシ島は、パトモス島とレロス島を行き来するフェリーの寄港地です。また、本土のピレウスからもフェリーで訪れることができます。
フォルニ(Fournoi)はエーゲ海北部のイカリア島、サモス島、パトモス島の間に浮かぶギリシャ領の小さな島々の総称です。フォルニの長い歴史は、島中に点在するイオニア文明、古典時代、ヘレニズム時代などの遺物に垣間見ることができます。中でもAi Giorgisの丘(アクロポリス)にあるサイクロプ式の壁、カマリ(Kamari)にある神殿の遺跡、Agia Triadaのポセイドン神殿などが見どころです。フォルニは隠れたビーチや小さな入り江が多くあるため、中世には海賊の温床となっていました。そのため、かつて島は海賊という単語に由来するコルソイの名称で呼ばれていました。
フォルニの中心地であるカンポスには食堂、ケーキ・洋菓子の専門店、伝統工芸品を扱うお店、ベーカリーなど様々な店舗が存在します。