キトノス島⇒キモロス島線は、現在2社の船会社が運航しているキクラデス諸島とキクラデス諸島を結ぶフェリーです。Zante Ferriesのフェリーは最多で週3便、約2時間40分で運航されています。一方Blue Star Ferriesは最多で週1便、最短ルートでは11時間25分でフェリーを運航しています。
キトノス島⇒キモロス島線は、合計で週4便がキクラデス諸島とキクラデス諸島の間を行き来しています。ダイレクトフェリーズなら、ご希望の出発日・時刻に一番近いお得なフェリーを見つけることができます。
キトノス島(Kythnos)はケア島とセリフォス島の間に浮かぶギリシャ領の島で、ピレウス港から約100kmの地点、キクラデス諸島の北西部に位置しています。総面積10km²ほどの小さなこの島には100kmの海岸線と、約100のビーチがあります(陸路ではアクセスが難しい場所が多い)。また、島にはメサリアおよびキトノス(地元ではChora/ホラ)、DryopisまたはDryopida(地元ではChorio)と呼ばれる主要な村が二つ存在します。どちらの村も急な坂と曲がりくねった狭い路地が特徴で、車は通りにくいものの、村内には伝統的で素敵な建物が並んでいます。両村の建築はそれぞれ若干異なっており、チョーラ(Chora;ギリシャ語ではホラ)の住宅は平屋根の典型的なキクラデス建築であるのに対し、Chorioの住宅は傾斜のある屋根が特徴です。また、チョーラには大きなギリシャ正教会があり、興味深い観光スポットとして知られています。
キトノス島はギリシャ本土のピレウスやラブリオとフェリーで結ばれています。ピレウス発の従来型フェリーは約三時間、高速フェリーなら一時間で島に到着します。また、ラブリオ発の場合は約二時間で島へ到着します。さらに、キトノス島からはセリフォス島、シフノス島、ミロス島、サントリーニ島、シキノス島、フォレガンドロス島、ケア島ともフェリーで結ばれています。
キモロス島(Kimolos)はエーゲ海に浮かぶギリシャ領キクラデス諸島の島で、ミロス島とはキモロス海峡をはさみ向い合っています。言い伝えによると、この島の名称は最初の島民から取られたそうです。古代にはエキノサ島とも記されていますが、これは今日もなお島で日常的に見かけるエキドナ(毒蛇)に由来すると考えられています。島は古代にアテナイの支配下にあったため、隣のミロス島を治めていたスパルタとの間で争いが絶えませんでした。
キクラデス諸島西部に位置するキモロス島は、近隣の島々やアテネ近郊のピレウスと一年を通して運航されるフェリーで結ばれています。また、夏の旅行シーズンには双胴船も登場します。この時期にはピレウスや他の島々へ毎日フェリーの運航があります。また、隣のミロス島との間には頻繁にフェリーの運航があるため、ミロス島を経由することも可能です。