キモロス島⇒シロス島線はキクラデス諸島とキクラデス諸島を結ぶフェリーのルートです。現在、このルートを運航しているのはBlue Star Ferriesのみです。
こちらは週4便まで、約4時間30分の所要時間で運航されています。
キモロス島⇒シロス島線の所要時間や便数は時期により変更になる可能性があります。念のため、最新の情報を検索機能を利用してご確認ください。
キモロス島(Kimolos)はエーゲ海に浮かぶギリシャ領キクラデス諸島の島で、最寄りのミロス島の北沖に位置しています。ミロス島はキモロス島から狭い海を挟んだ1km先に浮かんでいます。西部に位置するホリオ(Chorio)は小山の上に広がる島唯一の町です。エーゲ海特有の建築物が多くある町内には、古きよきギリシャの魅力がつまっており、静かな雰囲気に満たされた細い石畳の路地には、まるで絵葉書の写真のような白い壁と青い窓の住宅が並んでいます。また、町には様々な観光名所があります。Panagia Odigitria教会に向かいに建つ考古学博物館では、紀元前7世紀まで起源を遡ることのできる船や調理器具などの展示品を見学できます。
キモロス島の港はプサティの村に位置しています。この港からは従来型フェリーおよび高速フェリーでピレウスを訪れることができます。また、港はフェリーでキトノス島、セリフォス島、シフノス島、ミロス島、その他のキクラデス諸島の島々とも結ばれています。
シロス島(Syros)はギリシャ領キクラデス諸島の島です。この島は典型的なキクラデス様式ではなく、中世を想わせる建築物が多く存在するユニークなリゾート地です。島の中心地であるエルムポリでは、ベネチア様式の歴史ある美しい邸宅を見学することができます。町のヴァポリア地区は美しい教会や、広場にある市庁舎やアポロ劇場をはじめとした新古典主義の建築物も見逃せません。また、青く澄んだ海や美しいビーチはシロス島を代表する魅力の一つです。
シロス島は紀元前3000年頃から続く長い歴史を誇ります。この時期から島のハランドリアニやカストリ周辺には居住者が存在した形跡が見つかっています。島ではなんらかの鍛冶場が存在したことを示す遺物が見つかっており、おそらくアナトリア半島と貿易があったと考えられています。また、紀元前6世紀にはサモス島の人々がこの島へ大量に移住しました。ペレキュデースはこの時期にシロス島に生まれた哲学者で、後にサモス島へ渡り、ピタゴラスの教師となりました。