カステロリゾ島⇒フォルニ線はドデカネス諸島とエーゲ海諸島を結ぶフェリーのルートです。現在、このルートを運航しているのはHellenic Seawaysのみです。
こちらは週1便まで、約14時間45分の所要時間で運航されています。
カステロリゾ島⇒フォルニ線の所要時間や便数は時期により変更になる可能性があります。念のため、最新の情報を検索機能を利用してご確認ください。
カステロリゾ島(Kastelorizo)は地中海の南東部に浮かぶギリシャ領の島で、トルコから南に2km、アテネから南東に570km、キプロスから北西に570kmの地点、ロドス島とアンタルヤ県の中間に位置しています。面積が約9km²ほどの小さなカステロリゾ島には、北部のAgios Stefanos、南西部のPounenti、東部のNiftiと三つの岬があります。Agios StefanosとNiftiの間にある大きな入り江には、島の主要港とたった一つの町が存在します。
カステロリゾ島の地形は山がちで沿岸部も高く荒れていますが、肥沃な地域ではオリーブ、ぶどう、豆が栽培されています。町にはほっそりとした家屋に木のバルコニーが付いたアナトリア建築の住宅が並んでいます。港の東部には、1926年に建設されたイタリアの行政機関であった平屋の一部が残っており、その近くには、18世紀まで起源を遡ることのできるオスマン帝国時代のモスクが位置しています。この建物は現在、博物館として一般に公開されています。
カステロリゾ島の港は、フェリーでロドス島、コス島、ニシロス島、カリムノス島、シミ島、アスティパレア島、本土のピレウスと結ばれています。
フォルニ(Fournoi)はエーゲ海北部のイカリア島、サモス島、パトモス島の間に浮かぶギリシャ領の小さな島々の総称です。フォルニの長い歴史は、島中に点在するイオニア文明、古典時代、ヘレニズム時代などの遺物に垣間見ることができます。中でもAi Giorgisの丘(アクロポリス)にあるサイクロプ式の壁、カマリ(Kamari)にある神殿の遺跡、Agia Triadaのポセイドン神殿などが見どころです。フォルニは隠れたビーチや小さな入り江が多くあるため、中世には海賊の温床となっていました。そのため、かつて島は海賊という単語に由来するコルソイの名称で呼ばれていました。
フォルニの中心地であるカンポスには食堂、ケーキ・洋菓子の専門店、伝統工芸品を扱うお店、ベーカリーなど様々な店舗が存在します。