カルロバシ⇒シロス島線はサモス島とキクラデス諸島を結ぶフェリーのルートです。現在、このルートを運航しているのはBlue Star Ferriesのみです。
こちらは週5便まで、約4時間45分の所要時間で運航されています。
カルロバシ⇒シロス島線の所要時間や便数は時期により変更になる可能性があります。念のため、最新の情報を検索機能を利用してご確認ください。
この料金は、お客様がお支払いされた平均の片道料金を表しています。カルロバシ⇒シロス島線では車と乗船者1名が一番多く予約されています。
カルロバシ(Karlovassi)はエーゲ海に浮かぶサモス島の町です。この町は島の北部に位置し、商業や文化の長い歴史があることで知られています。町は実際に20世紀初頭まで皮革やタバコ製造で有名でした。古来から続く、町の皮革産業の歴史を紹介する製革博物館は人気の観光スポットです。館内では皮革加工の工程や道具、20世紀に存在した沢山の皮革工場の場所などが展示されています。また、建築に興味のある方は、新古典主義の大邸宅や、オルモス海岸に位置する石造りの工場の遺跡を巡ってみましょう。
町の港からは、ミコノス島、ヒオス島、イカリヤ島、シロス島、本土のピレウスやカヴァラへフェリーで移動できます。
シロス島(Syros)はギリシャ領キクラデス諸島の島です。この島は典型的なキクラデス様式ではなく、中世を想わせる建築物が多く存在するユニークなリゾート地です。島の中心地であるエルムポリでは、ベネチア様式の歴史ある美しい邸宅を見学することができます。町のヴァポリア地区は美しい教会や、広場にある市庁舎やアポロ劇場をはじめとした新古典主義の建築物も見逃せません。また、青く澄んだ海や美しいビーチはシロス島を代表する魅力の一つです。
シロス島は紀元前3000年頃から続く長い歴史を誇ります。この時期から島のハランドリアニやカストリ周辺には居住者が存在した形跡が見つかっています。島ではなんらかの鍛冶場が存在したことを示す遺物が見つかっており、おそらくアナトリア半島と貿易があったと考えられています。また、紀元前6世紀にはサモス島の人々がこの島へ大量に移住しました。ペレキュデースはこの時期にシロス島に生まれた哲学者で、後にサモス島へ渡り、ピタゴラスの教師となりました。