カリムノス島⇒シロス島線

カリムノス島⇒シロス島線はドデカネス諸島とキクラデス諸島を結ぶフェリーのルートです。現在、このルートを運航しているのはBlue Star Ferriesのみです。

こちらは週2便まで、約6時間35分の所要時間で運航されています。

カリムノス島⇒シロス島線の所要時間や便数は時期により変更になる可能性があります。念のため、最新の情報を検索機能を利用してご確認ください。

カリムノス島⇒シロス島のフェリー会社

カリムノス島とは

カリムノス島(Kalymnos)は南東エーゲ海に浮かぶギリシャ領ドデカネス諸島の島で、ボドルム半島の西沖、コス島とレロス島の間に位置しています。カリムノス島の南沖12kmにはコス島が、北沖2kmの地点にはレロス島がそれぞれ浮かんでいます。また、カリムノス島はコス島とロドス島に続き、ドデカネス諸島で三番目に大きな島で、富裕層の人口が多いことが知られています。

カリムノス島は地形は山がちで、海岸沿いには入り江が多いため、セーリングに最適のリゾート地として有名です。また、スポンジ採りの島とも呼ばれるカリムノス島では、透明な海水を潜るスポンジ採りダイビングが長年行われています。カリムノス島を豊かにしたスポンジ採りは、地中海全体で有名な島の主要産業です。

最大の町ポシア(Pothia)には島の港があります。色鮮やかなこの町は、二つの小山の足元と斜面、その間の渓谷部分に広がっています。町の港からはフェリーでロドス島、サモス島、ドデカネス諸島の他の島々、キクラデス諸島の島々、本土のピレウスを訪れることができます。

シロス島とは

シロス島(Syros)はギリシャ領キクラデス諸島の島です。この島は典型的なキクラデス様式ではなく、中世を想わせる建築物が多く存在するユニークなリゾート地です。島の中心地であるエルムポリでは、ベネチア様式の歴史ある美しい邸宅を見学することができます。町のヴァポリア地区は美しい教会や、広場にある市庁舎やアポロ劇場をはじめとした新古典主義の建築物も見逃せません。また、青く澄んだ海や美しいビーチはシロス島を代表する魅力の一つです。

シロス島は紀元前3000年頃から続く長い歴史を誇ります。この時期から島のハランドリアニやカストリ周辺には居住者が存在した形跡が見つかっています。島ではなんらかの鍛冶場が存在したことを示す遺物が見つかっており、おそらくアナトリア半島と貿易があったと考えられています。また、紀元前6世紀にはサモス島の人々がこの島へ大量に移住しました。ペレキュデースはこの時期にシロス島に生まれた哲学者で、後にサモス島へ渡り、ピタゴラスの教師となりました。