イラクリア島⇒シロス島線

イラクリア島⇒シロス島線はキクラデス諸島とキクラデス諸島を結ぶフェリーのルートです。現在、このルートを運航しているのはSeaJetsのみです。

こちらは週1便まで、約2時間50分の所要時間で運航されています。

イラクリア島⇒シロス島線の所要時間や便数は時期により変更になる可能性があります。念のため、最新の情報を検索機能を利用してご確認ください。

イラクリア島⇒シロス島のフェリー会社

イラクリア島とは

イラクリア島(Iraklia)はエーゲ海に浮かぶギリシャ領キクラデス諸島の島で、ナクソス島とイオス島の間に位置していまうす。島の面積は約18km2 と小さく、近隣のスキヌサ島、コウフォニシア、ドヌサ島、ケロス島と共に小キクラデスの島々を構成しています。島では古代集落や墓地が存在した事実を示す多くの遺物が発見されており、この中にはキクラデス文明初期(紀元前3000年頃)のものや、紀元前2~4世紀に建設された、全能神ゼウスや女神テュケーの神殿の遺跡が含まれています。島の沿岸部には入り江や天然の洞窟などが多数あり、オスマン帝国占領下には海賊や密輸業者が隠れる最高の場所として知られていました。

島の港アイオス・ゲオルギオスからは、フェリーで本土のピレウスを訪れることができます。乗船時間はルートにより8~10時間ほどです。また、フェリーはキクラデス諸島の小規模な島々や、ナクソス島、アモルゴス島へも運航されています。

シロス島とは

シロス島(Syros)はギリシャ領キクラデス諸島の島です。この島は典型的なキクラデス様式ではなく、中世を想わせる建築物が多く存在するユニークなリゾート地です。島の中心地であるエルムポリでは、ベネチア様式の歴史ある美しい邸宅を見学することができます。町のヴァポリア地区は美しい教会や、広場にある市庁舎やアポロ劇場をはじめとした新古典主義の建築物も見逃せません。また、青く澄んだ海や美しいビーチはシロス島を代表する魅力の一つです。

シロス島は紀元前3000年頃から続く長い歴史を誇ります。この時期から島のハランドリアニやカストリ周辺には居住者が存在した形跡が見つかっています。島ではなんらかの鍛冶場が存在したことを示す遺物が見つかっており、おそらくアナトリア半島と貿易があったと考えられています。また、紀元前6世紀にはサモス島の人々がこの島へ大量に移住しました。ペレキュデースはこの時期にシロス島に生まれた哲学者で、後にサモス島へ渡り、ピタゴラスの教師となりました。