フィリクーディ島⇒メッシーナ線

フィリクーディ島⇒メッシーナ線はエオリア諸島とシチリア島を結ぶフェリーのルートです。現在、このルートを運航しているのはLiberty Lines Fast Ferriesのみです。

こちらは週7便まで、約5時間25分の所要時間で運航されています。

フィリクーディ島⇒メッシーナ線の所要時間や便数は時期により変更になる可能性があります。念のため、最新の情報を検索機能を利用してご確認ください。

フィリクーディ島⇒メッシーナのフェリー会社

フィリクーディ島とは

フィリクーディ島(Filicudi)はエオリア諸島を構成する8島の一つで、シチリア島の北東沖30~50kmの場所に位置しています。この島にはValdichiesaやPecorini Mareを含めた少数の村が存在します。島はワイン、オリーブオイル、穀類、野菜の生産などで知られています。また、島には774mのフォッサ・フェルチ山をはじめとした雄大な自然が多く残されており、1990年代以降より島の4分の3が自然保護区域に指定されています。

フィリクーディ島には多くの海中洞窟があり、スキューバダイビングに最適です。指のような形をしたカンナの岩(Scaglia della Canna )からほど近くに位置するGrotto del bue marino(モンクアザラシの洞窟)は、水中撮影をするダイバーに人気の場所で、港でレンタルできるボートで簡単に訪れることができます。また、Grotta dei Gamberi(ザリガニの洞窟)は、非常に多くの小型ザリガニ、海綿動物、タコ、ウツボ、ウナギ、赤や黒のスコーピオンフィッシュ、ハタなどが棲息する海中洞窟です。

フィリクーディ島はシチリア島のミラッツォやパレルモからフェリーで訪れることが可能です。

メッシーナとは

メッシーナ(Messina)は「シチリア島の入口」と呼ばれるイタリアの都市で、シチリア島の北東部にあるメッシーナ湾に面しています。町の成長と発展に大きく関わり、周辺地域を含め観光産業にも貢献するメッシーナの港は、商船および軍用造船所の拠点でもあります。1548年以来、町にはカトリック教会の大司教座が置かれています。また同年、修道士イグナチオ・デ・ロヨラによりメッシーナ大学が設立されています。市内で人気の観光名所は12世紀に造られた大聖堂です。こちらは13世紀にドイツやシチリア島を支配した神聖ローマ皇帝コンラート4世の埋葬地としても知られています。この教会は1908年の地震で全体的に壊滅し、1919年から1920年にかけ再建されました。また、1943年の空爆で再度被災し、再度修復されました。

メッシーナは、カラブリア州にある二つの町(ヴィッラ・サン・ジョヴァンニとレッジョ・カラブリア)とフェリーで結ばれています。また、ナポリの南に位置するサレルノへも長時間のフェリーで訪れることができます。