1991年、家族経営の会社として設立されたアレミティは、仏領ポリネシアの首都パペーテに拠点を置いています。同社は二島間における乗客・車両・物品の輸送を効率的に行うことをモットーとしています。

タヒチ島とモーレア島の間には一日5回ほどの運航があり、それぞれ30～40分で目的地に到着します。

アレミティは近年、同社の船舶を改修したことにより、以前よりもさらに高速で快適な船旅を楽しめるようになりました。同社は現在、アレミティ5号とアレミティ・フェリー2号の二隻の高速船を所有しています。

全長56mのアレミティ5号は小型の高速フェリーです。定員697名、軽車両搭載台数30台のアレミティ5号は時速55kmのスピードで航行しています。エアコンが完備された船内にはスナックバーやTVが用意されています。船の最上部には17席のサンデッキがあり、海の眺めを楽しむこともできます。

一方、アレミティ・フェリー2号は80mの双胴船です。同社の旗艦であるこの船は、967人の乗客と146台の車両を搭載可能です。船内にはエアコン完備のデッキと、大きなレストランのエリアが用意されています。また、アレミティ5号と同様、この船にも上部にサンデッキがあります。